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オッドジョブスクム店の店長の若林です。
今回は自己紹介も兼ねて、僕の美容師を目指す。きっかけになった話も交えながら、今意識してる事や拘っている事などの紹介をしていきたいと思います。
いつも髪は伸びたら切る。
そしていつも同じ所に行き短く切る。スッキリしていると親が喜ぶから。
と髪を切る事にあまり意味を感じて無かったです。
しかし、
中学生位になるとおしゃれをしたくなったり、髪も少し長めが良くなったり。
けどいつも行く所ではあまりうまく伝える事が出来ずに時間が過ぎて行きました。
ある日、
いつも一緒にいた友達の髪型がめちゃくちゃカッコ良くなっていて、正直、嫉妬や妬み羨ましさを感じました。
友達に聞いたら、「美容院に行ってきた!」と教えてくれて直ぐに美容院の場所を聞きました。
ここからが僕にとっての分岐点だった様に思います。
美容院に行くとかは初めてだし、事前に美容院の事を聞いたら、
シャンプーは仰向けで洗うって!
クロスから手を出すんだって!
出来上がったら後ろを鏡で見せてくれるんだって!
分からない事ばっかりで行く前から緊張して手汗がMAXで。。
勿論、
行ったその日も手汗が止まりませんでしたね。
そして、
その時に担当してくれた美容師さんとの出会いが今でも忘れれなくて、自分の原点として覚えています。
緊張で緊張で手汗も止まらないし、行く前にどんな髪型にしたいのかを考えてた言葉も出てこないし、
一応やりたい髪型の切り抜きを2枚持って行っていたのですが、ズボンの中で手汗とも混ざりぐちゃぐちゃになっているのが分かり、
恥しくてもう出す事は絶対に出来ない。とモジモジしていた時に、僕の顔と髪を見て、ヘアスタイルを3つ位だったと思います。
似合うと思うヘアスタイルを伝えてくれた事が助けてもらえた様に感じとっても嬉しくて、感動した事を今でも覚えています。
そしてこの事がきっかけで、今度は僕が誰かの手助けになるような事がしたい!と思い、美容師を目指す事になりました。
しかし、
目標だった美容師が始まってからの日々が正直きつかったなぁ〜。と今でも思います。
アシスタント時代の毎日の練習や日々のサロンワークでは出来ない事が多かったですけど、
毎日の繰り返しで出来なかった事が出来るようになり、
お客様にも喜んで頂ける事も少しつづ増えてきていた事は辛い事が乗り越えれましたが、きつかったなぁ。
と感じる事はスタイリストとして担当したお客様の再来が無く、お客様が増えない事にとっても悩みました。
悩んで考えて、先輩に相談して、実行してみて、また考えて、練習して、その中で1つ気付いた事が、
「言葉足らず」
お客様がイメージしている事や悩んでいる事、やりたいヘアスタイルを聞いた時に
「はい。分かりました」で終わってしまっていた事に気付きました。
聞いた事を具体的に言葉として伝える事が苦手だった僕でしたが、
オッドジョブスに入社してヘアスタイルを決める時に必ず「テーマ」をお客様に伝える事を学び、
ここでの学びがまだまだ未熟だった僕にとって、「テーマ」という事が僕の中で救世主の様に感じました。
テーマを伝えて決めて行く事でお互いに理解し合えたり、ズレがどれくらいズレているのかも理解出来る様になり、
カウンセリングの最後には必ず「テーマ」で締めます。
時にはテーマを伝えた時にお客様から「分からない」という声もあり、どうすれば伝わるのか、
「分からない」と言われる事が怖くなり、伝えない時もありました。
しかし、
相手の事を理解する為に、自分を守る事は止めて、相手の立場に立って今の自分が何が出来るのか。
を考える様になり、カウンセリングへの意識がすごく変わりました。
今では「テーマ」待ちのお客様もおられます!
お客様からの「ありがとう!」や「笑顔」が増えて、美容師を目指し始めた頃の「誰かの手助けかしたい!」
事が少しつづ出来てきているのかなと感じる事が出来ています。
僕のカットの拘りは「どれだけ切ったかでは無く、どれだけ変われたか!」です。
一緒に働いているスタッフにもこの「テーマ」の事を伝えたり、教えたり、
僕が学んできた事や経験してきた事が少しでもスタッフにとってきっかけや、分岐として役に立ってくれる事を願っていつも過ごしています。
お客様の役に立ちたい事に加えてスタッフの役にも立ちたいと思う事も増えている事でいつも刺激をもらえて気付きも有り、
共に成長へ繋がっています。
これからも沢山のお客様のお手伝いに繋がる事、相手の気持ちを汲み取り表現できる美容師を育てて行きたい事は勿論ですが、
子供達にも美容師の「カッコよさ」や「魅力」が伝わるような動きをしていき、子供達の将来の夢の選択肢に
「美容師」が加わってくれる事が僕の夢になっています!